ここでは、浴室・お風呂場のデッキ形(台付き)シャワー付きサーモスタット混合水栓の交換方法(取り替え)を紹介します。
 

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浴室・お風呂場のデッキ形(台付き)シャワー付きサーモスタット混合水栓の交換方法

 

 

では、浴室・お風呂場のデッキ形(台付き)シャワー付きサーモスタット混合水栓の交換を始める。

 

必要な道具

 

必要な道具としては、

が必要になる。

 

シャワー付き混合水栓(混合栓)

 

シャワー付き混合水栓(混合栓)は、元々デッキ形(台付き)の2ハンドル混合水栓が取り付けてあったので、同等のデッキ形(台付き)タイプを取り付ける。

 

で今回は、KVK [KF3008RR2] デッキ形サーモスタット式シャワー 右ハンドル仕様 (240mmパイプ付)を取り付ける。

このタイプは、特に狭いユニットバスなどの浴槽には最適である。

 

サーモスタット式なので、温度調節も2ハンドルの時と比べるとかなり楽になる。

 

 

交換準備

 

では、作業に入る。

まずは、デッキ形(台付き)シャワー付き混合水栓をAmazonなどで発注する。

 

 

 

発注する際は、しっかりと寸法を測って、これから発注する混合水栓(混合栓)が合うかどうかを図面で確認後、発注する。

じゃないとあとで、「寸法が全く合わん!!」となるので要注意。

 

 

もし寸法(幅)などが合わない場合には、再度別な混合水栓(混合栓)を下記の性能比較表等から選び、図面を確認し発注するのみ。

 

デンキさん

デッキ形(台付き)混合水栓を選ぶ際には、性能比較表を活用してみて下さい。

 

 

 

 

そして、Amazonで注文した混合水栓(混合栓)が届いたら、カッターナイフで箱を開けて、中身を確認しておく。

 

部品の確認である。

 

 

 

部品を確認したら、交換準備は完了である。

 

ちなみに、私が購入したものにはフレキパイプ用のパッキンは付属していなかったので、交換する場合には自分で準備するしかないようだ。

 

シャワー付き2ハンドル混合水栓の取り外し

 

で、混合水栓(混合栓)の準備ができたら、いったん外に出て自分の部屋(家)の「止水弁」を閉める。

 

 

止水弁(バルブ)が硬い場合には、いったん開く方に回して、それからゆっくりと閉める。

少し開いて、また閉める、を繰り返すと止水弁を閉めることができる。

 

どれくらい閉めれば良いかは、あらかじめ水を流しておくとメーターの表示部で、簡単に確認できるので良い。

回っていたメーターが止まれば良いからだ。

 

 

止水弁を止めたら、シャワー付き2ハンドル混合水栓のバルブを全開にして、配管内に残った水を出しておく。

これで、混合水栓(混合栓)の取り外しが行える。

 

 

デッキ形(台付き)シャワー付き混合水栓を取り外す場合には、ユニットバスの浴槽付近に点検口があると思うので、それをプラスドライバーで外す。

 

 

ねじが外れれば、簡単にカバーは外れる。

 

 

点検口を覗くと給湯・給水配管があると思う。

で、本体(混合水栓)を外す場合には、フレキパイプのナット部分(赤丸部分)を外す。

 

 

その際には、立水栓取付けレンチ(G4)などの専用工具がないとナットを外すのにかなり苦労する。

ので、こうした工具は必ず準備しておく。

 

 

G4をさっきのナット部分にかませる。

 

 

付属品の六角スパナをハンドルとして使い、左方向に回してナットを緩める。

 

 

ナットが緩んだら、あとは手で回すと外れる。

 

 

ナットを外すと、フレキパイプの中の水が溢れてくるので、下にタオルなどを置いておくと良い。

 

 

次は、その上にある混合水栓(本体)をとめている締付ナットを外す。

 

 

G4を締付ナットにかませる。

 

 

付属品の六角スパナをハンドルとして使い、左方向に回して締付ナットを緩める。

 

 

締付ナットが緩んだら、あとは手で回す。

 

 

締付ナットを下の方まで持ってくる。

 

 

給湯管の方も同様に、ナットと締付ナットを外す。

 

 

両方のナットが緩んだら、フレキパイプが外れる。

 

 

フレキパイプが外れない場合には、混合水栓(本体)を少し持ち上げてみると外れる。

 

 

上記のように、フレキパイプと混合水栓(本体)が分かれればOK。

 

 

これで、混合水栓(本体)を固定している「締付ナット、菊座、輪パッキン」が外れるので、給湯管・給水管のソケット部分から両方とも外す。

 

それと、フレキパイプとの間に入っていたパッキンも無くさないように保管しておく。

(パッキンがない場合には、後で使用するので)

 

 

混合水栓(本体)を固定しているソケット部分の「締付ナット、菊座、輪パッキン」を両方とも外した。

 

 

そうすればあとは、混合水栓(本体)を上に持ち上げるだけで簡単に本体を取り外すことができる。

 

 

混合水栓(本体)を取り外したあとは、タオルなどで汚れを綺麗にしておくと良い。

これで、シャワー付き2ハンドル混合水栓の取り外しは完了である。

 

取付ピッチの確認とソケット調整

 

 

混合水栓(本体)を取り外した後は、取付ピッチの確認を行う。

購入前に、前もってどのくらいかは確認済みだと思うが、もう一度念の為に確認しておく。

私の場合には、メジャーで測ると「120㎜」だった(上記画像だと若干ずれているが、120㎜ある)。

 

 

で、取付ピッチの確認後は混合水栓(本体)のソケットの調整を行う。

 

なぜなら、私が交換用に購入したKVK [KF3008RR2] デッキ形サーモスタット式シャワー 右ハンドル仕様 (240mmパイプ付)は、出荷時の時点で「100㎜」のピッチで組み付けられているからである。

 

 

 

穴ピッチ120㎜にする場合には、まず、混合水栓(本体)にあるソケットのねじを4カ所全て外す。

 

 

ねじを外す。

 

 

ねじを外したら、上のねじ穴(赤丸部分)を使用したいので、ソケットを回転させてねじ部が両方とも外側を向くようにする。

 

 

 

こんな感じになればOKである。

反対側も同じように行う。

 

 

あとは、ねじでしっかりと固定する。

 

 

これで、シャワー付きサーモスタット混合水栓(本体)の取付ピッチの確認とソケット調整は完了である。

 

シャワー付きサーモスタット混合水栓の取り付け

 

混合水栓(本体)の取付ピッチの確認とソケット調整が終わったら、本体を固定するための「シートパッキン(小)、平座金、シートパッキン(大)」を本体側のソケットに取り付ける。

 

 

 

順番は

①シートパッキン(小)[白]
②平座金
③シートパッキン(大)[白]

の順番に取り付ける。

 

 

本体側のソケットにシートパッキンなどを取り付けた後は、本体をユニットバスの浴槽に設置し、点検口から本体を固定する。

 

 

 

本体を固定する為の締付ナットなどは、

①輪パッキン[黒]
②菊座
③締付ナット

の順で取り付ける。

 

 

給湯・給水管の両方に締付ナットなどを取り付ける。

取り付け後は、締付ナットを手で締めて本体を固定する。

 

 

 

給湯・給水管の両方の締付ナットを、G4でしっかりと締めて固定する。

 

 

本体の固定完了である。

 

 

デンキ
デンキ
本体固定なんよ~

 

 

本体を固定後は、フレキパイプとソケットを接続する。

もちろん、間には新しいパッキン(19ミリ)を挟んでおく(新しいパッキンがない場合には、仕方ないので前のものを利用しよう、ただし後で新しいパッキンに変えておいた方が無難だと思う)。

 

 

給湯・給湯管のナットを手で締める。

 

 

 

給湯・給水管の両方のナットを、G4でしっかりと締めて固定する。

 

 

これで、フレキパイプとソケットの接続が完了した。

 

シャワーホースの取り付け

 

 

混合水栓(本体)を取り付け後は、本体にシャワーホースを取り付ける。

 

 

本体に付いているシャワーエルボにシャワーホースを取り付ける。

もちろん、間にはパッキンを挟んでおく。

 

 

手で締める。

 

 

モンキーレンチで最後にしっかりと締める。

このとき、モンキーレンチの間にウエスなどを挟んでおくと傷がつかないので良い。

 

 

シャワーホースの取り付け完了である。

 

吐水口(スパウト)の取り付け

 

 

次は、吐水口(スパウト)を取り付ける。

 

 

吐水口(スパウト)にパッキンが付いているのを確認して、混合水栓(本体)に取り付ける。

 

 

吐水口(スパウト)を取り付けたら、手で締める。

 

 

最後に、モンキーレンチで締める。

モンキーレンチの間にウエスなどを挟んでおくと傷がつかないので良い。

 

 

吐水口(スパウト)の取り付け完了である。

 

シャワーハンガーの取り付け(交換)

 

 

シャワーホースを取り付けたので、シャワーハンガーも一緒に取り替えておく。

 

 

新しいシャワーハンガーは、こんな感じに取り付ける。

 

 

まずは、古いシャワーハンガーのパッキンをマイナスドライバーで外す。

 

 

パッキンが取れたら、中のねじをプラスドライバーで外す。

 

 

古いシャワーハンガーが外れた。

壁が汚れている場合には、タオルなどで拭いておこう。

 

 

新しいシャワーハンガーを取り付ける。

 

デンキさん

注意点としては、固定するねじは以前のものと同等のものを取り付けるようにした方が無難です。ねじが大きかったり小さかったりすると、しっかりと固定できないからです。

 

 

上の方のシャワーハンガーも同様に新しいものを取り付ける。

 

 

 

新しいシャワーハンガーを取り付け、最後に見栄えを確認したらパッキンを取り付けよう。

これで、シャワーハンガーの取り付け(交換)は完了である。

 

流量の調節

 

 

 

混合水栓(本体)のメンテナンスカバーを外すと、左右に止水弁があるので、マイナスドライバーを使って流量調節を行う。

 

湯側と水側の止水弁を左に回すと、全開になる。

 

 

 

あとは、シャワーや吐水口(スパウト)からお湯や水を出して、流量が多いと感じたら止水弁を軽く締めると良い。

 

ちなみに、混合水栓(本体)を新しく取り付けた際には、配管内のごみなどがストレーナに詰まる場合が多いので、清掃しておくと良い。

 

出典:KVK

 

温度調節ハンドルの設定

 

出典:KVK

 

お湯などを出してみて、温度が目盛通りの湯温にならない場合には、温度調節ハンドルをはめ直すことも必要になるので注意しよう。

 

水漏れ確認

 

混合水栓(本体)を取り付け後、シャワーや吐水口(スパウト)からお湯や水の出し止めを5~6回繰り返しても、配管接続部や水栓から水漏れしていない場合には、点検口のカバーを閉めよう。

 

 

配管接続部の水漏れなし。

 

 

点検口のカバーをプラスドライバーで締める。

 

 

点検口カバーを締めたら、取付穴(本体)や点検口カバーからの水漏れがないか、シャワーで水をかけて調べてみることをおすすめする。

 

そして、もう一度点検口カバーを開けて、水漏れ確認を行い問題なければ点検口カバーを締める。

これで、水漏れ確認は完了である。

 

ステッカーの貼り付け(完成)

 

 

 

最後に、ユニットバスの浴槽にステッカーを貼り付けて完成である。

 

 

 

 

デンキ
デンキ
完成なんよ~

 

以上で、浴室・お風呂場のデッキ形(台付き)シャワー付きサーモスタット混合水栓の交換方法(取り替え)の解説は終了します。

 

 

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