ここでは、Sanwa アナログマルチテスター[AP33]の使用レビューを紹介します。
Sanwa アナログマルチテスター[AP33]の特徴
用途
Sanwa アナログマルチテスター[AP33]は、小容量電路に使用でき、家電製品の測定などに使用できます。
家庭での精度を必要としない測定には最適です。
仕様
項目 仕様 メータ 可動コイル形、ピボット式 内蔵ヒューズ 0.5A・250V 5×20mm遮断ヒューズ 電源 R03(単4形電池) 1.5V×1 使用温湿度 5ー40℃ 湿度は下記のとおりで結露のないこと 5~31℃ で80%RH(最大)、31<~40℃
では80%RHから50%RHへ直接的に減少
保存温湿度範囲 ー10~50℃ 70%RH以下 結露のないこと 使用環境 最高2000m以下、汚染度Ⅱ、屋内使用 寸法 126(H)×87(W)×30(D)mm 質量 約185g 標準付属品 取扱説明書 出典:取扱説明書
性能
直流電圧/DCV:10/50/250/500 V(2kΩ/V)
交流電圧/ACV:50/250/500 V(2kΩ/V)
直流電流/DCmA:25/250 mA
抵抗/Ω:5k/500 kΩ
バッテリーチェック/1.5V負荷抵抗約14 Ω 9V負荷抵抗約420 Ω
Sanwa アナログマルチテスター[AP33]
Sanwa アナログマルチテスター[AP33]は、自宅などで使用する場合には最適です。
小型で、値段も安いです。
このタイプは、2種類のバッテリーチェック機能(1.5V/9V)が付いているのも特徴です。
側面には、落下に強い衝撃吸収ラバーも付いています。
また、テストリードは側面に巻き付けて収納するタイプになっており、引っ張り過ぎてテストリードの断線が気になるところではあります。
しかし、AP33タイプのテストリードには、ナイロン線が織込んであるので、断線しにくくなっています。
ただAP33は、「交流電圧の測定レンジ」が遠い位置にあるので、交流電圧の測定レンジが近い位置にあるアナログテスターを頻繁に使用していた方は、レンジを切り替える際には注意しないと、レンジを間違えることがあります。
逆に「直流電圧測定、抵抗測定」を頻繁にする方には、利便性が良いアナログテスターでもあります。
使用感
Amazonで購入した「Sanwa アナログマルチテスター[AP33]」が届きました。
付属品には、
●テストリード(内蔵)
●脱着式テストピンキャップ
●ヒューズ(内蔵)
●電池(内蔵)
●説明書(2通り)
●検査合格証
が入っていました。
寸法
寸法については、
●126(H)×87(W)×30(D) ㎜
●質量:約185g
となっています。
導通とブザー音
AP33は、導通を測定する際「抵抗(Ω)」レンジを使用します。
導通ブザーに関しては、音は鳴りません。
目盛り
目盛りは小さいので、読みにくいです。
大まかな数値は分かりますが、細かい数値を測るのは難しいです。
テストリード
テストリードの全長は、61㎝あります。
(黒のテスト棒は赤のテスト棒よりも、リード線が1㎝短くなっています)
テストリードは、黒が「-」で、赤が「+」です。
テストリードを収納する際には、側面にある収納部分にしっかりと巻き付けて、テスト棒は「黒」、「赤」の順に収納し、テスト棒の突起部分が重ならないように収納します。
そうしないと、上手く収納できないので注意が必要です。
また、別売りの携帯用ケースなどがあると、収納がめんどくさいときには良いです。
AP33の専用ケースはないのですが、サイズ(126(H)×87(W)×30(D) ㎜)を見て合うものを選ぶと良いと思います。
ファンクションスイッチ
スイッチは固くもなく、柔らか過ぎず丁度良いものでしたが、スイッチ自体は小さいので切り替えにくく感じることがあるかもしれません。
電池交換及びヒューズの交換
電池交換及びヒューズの交換の際には、本体裏側のねじ2本を外して行います。
デメリットとメリット
Sanwa アナログマルチテスター[AP33]のデメリットとメリットは、下記の通りです。
デメリット
●台湾製
●細かい目盛りが読みにくい
●交流電圧の測定レンジが遠い位置にある
●テストリードの収納に若干のコツがいるし、しっかり収納できないとテストリードが飛び出てしまう
●テストリード分離不可
メリット
●安価で小型
●直流電圧の測定レンジ、抵抗の測定レンジが近い位置にある
●テストリードは、ナイロン線を織込み断線しにくい
●2タイプのバッテリーチェック機能(1.5V/9V)
●キャップ付き
●衝撃吸収ラバー採用
別売りアクセサリと本体
●テストリード(TL-AP33a)