ここでは、壁コンセントの交換方法について紹介します。
壁コンセントの交換方法
では、壁コンセントの交換を始める。
必要な道具
必要な道具としては、
が必要になる。
ちなみに壁コンセントの交換には、電気工事士の資格が必要になるので注意しよう。
あと化粧カバーの交換だけなら資格は要らないから、取り換えは可能である。
コンセント
コンセントについては、「パナソニックのモダンプレート付き」がおすすめである。
仮にコンセントを単品で、化粧カバーを単品で、購入した場合には、これら2つが違うメーカーだったりすると合わずに「ブカブカ」になることがある。
これだと見栄えが悪いし、あと単品の場合には「わたり」を取る作業がかなりめんどくさい。
なので、壁コンセントの交換をする際には、「パナソニックのモダンプレート付きダブルコンセント」がおすすめだよ、という個人的見解を述べてみた。
カバー(化粧カバー)を外す
では作業に入る。
まずは、コンセントのブレーカーを落とそう。
デンキさん
カバーを外すので、ビス(ネジ)を緩めよう。
ネジが緩んだら簡単にカバーは外れる。
もし外れない時には、マイナスドライバーなどをカバーの隙間に入れて、テコの原理でカバーを外す。
コンセントを外す
カバーを外したら、次はコンセント本体を外す。
コンセントを外す際には、上記のように壁紙がコンセントの取り付け枠に覆いかぶさっていることがたまにある。
こういう場合には、カッターナイフなどで取り付け枠に沿って、綺麗に壁紙をカットしておこう。
こんな感じである。
そうしたら、上下にあるネジを緩めよう。
壁からコンセントを取り外すことができた。
あとはコンセントから電線を外す。
電線に余裕がある場合や、電線が焦げている場合には、ニッパーなどで切って外した方が良い。
これで、コンセントを外す作業は完了である。
電線の被覆を剥ぐ
次は、先程切断した電線の被覆を剥ぐ作業を行う。
ペンチで被覆を剥ぐ。
剥ぐ間隔としては、ペンチ幅より若干短いくらいである。
電線と被覆がピッタリとこびりついている場合には、剥いだ被覆を回転させながらペンチで引っ張ると剥がれやすい。
終わったら、こんな感じになる(電線に被覆が残っていたりする場合には、しっかり取り除いておく)。
ちなみに、電線が変色していて緑青(青錆)が発生しているとか、電気の通りが悪そうな場合には、私は、紙やすり(150)などで軽く研磨することもある。
劣化が酷い場合には、天井裏に上がってVVFケーブルごと、取り替えることも検討するようにしている。
白と黒の電線の被覆を剥ぎ終わった。
これで、電線の被覆を剥ぐ作業は完了である。
コンセントの取り付け
電線の被覆を剥いだら、さっそくコンセントを取り付ける。
ここでは、「パナソニック・WNP 1302MWP」を取り付ける。
化粧カバーを外そう。
そうしたら、「コンセント」と「取り付け枠」のみの状態にする。
電線をストリップゲージに合わせて、少し長い場合にはカットする。
向きを確認して、電線を差し込む。
この時「黒」は「Wと書かれていない方」に差すのが基本。
「白」は「Wと書かれている方」に差す。
ちなみに、このタイプはダブルなので、上に差すか下に差すかはどちらでもOKである。
ただし列は揃えた方が無難である。
電線は奥までしっかりと差し込もう。
あとは、コンセントが綺麗に壁の中に収まるように電線を曲げて中に入れる。
ネジを締めれば、コンセントの取り付けは完了である。
化粧枠と化粧カバーの取り付け(完成)
コンセントの取り付け後は、仕上げの化粧枠を取り付ける。
化粧枠は、上下のネジを締めれば簡単に取り付けられる。
化粧枠を取り付けたら、あとは化粧カバーを取り付けて完成である。
電圧測定
コンセントの交換が完了したら、最後にブレーカーを入れよう。
そして、テスターを使って電圧測定を行う。
「テスター」のテスター棒を壁コンセントに差し込んで、電圧が100Vあるかどうかを確かめる。
ちなみにこの場合には、交流の300Vに合わせているので上記のようになっているのである。
デンキさん
以上で、壁コンセントの交換方法についての解説は終わります。
関連記事
■スイッチ・コンセントの隙間風対策や断熱効果を高める作用のある、防気カバーを取り付ける方法
テスターのおすすめ | |
デジタルテスターの性能比較 | |
アナログテスターの性能比較 |