ここでは、ベニヤ板をまっすぐ切る(カットする)方法とその道具について紹介します。
ベニヤ板をまっすぐ切る方法とその道具
ベニヤ板をまっすぐ切りたい。
一般的な方法としては、
●カッターナイフで切る
●ノコギリで切る
●丸のこ(キックバック軽減システム搭載タイプ)で切る
●ダブルカッターで切る(個人的見解)
●捨て板を置いて切る
●直線ジグを使用して切る
●ジグソー+直線ジグを使用して切る(個人的見解)
という方法がある。
そして、その際に必要な道具としては、下記のような道具が必要になる。
必要な道具
基本的な道具(工具)
カッターナイフで切る
丸のこ(キックバック軽減システム搭載タイプ)で切る
捨て板を置いて切る
直線ジグを使用して切る
カッターナイフで切る
では作業に入る。
まずは、カッターナイフでベニヤ板をまっすぐ切る方法を試してみる。
ここでは、ベニヤ板は2.5㎜を使用する。
ベニヤ板を作業台に固定し、定規(直尺)で線を引く。
あらかじめ引いておいた、線に定規(直尺)を当てる。
あとは、カッターナイフでカットする。
切り進めていく。
カットを数回繰り返すことで、徐々にベニヤ板が切れていく。
カット完了である。
ベニヤ板は2.5㎜とかなら、カッターナイフでも頑張ればまっすぐ切れるようだ。
しかし、何度も何度もベニヤ板をカットするのは面倒である。
分厚い5.5㎜とかだと、もう無理である。
ノコギリで切る
次は、ノコギリでベニヤ板をまっすぐ切る方法を試してみる。
ここでは、ベニヤ板は2.5㎜を使用する。
ノコギリは、胴つき鋸を使用する。
デンキさん
ベニヤ板を用意し、定規(直尺)でカットするための線を引く。
ノコギリで切り進めていく。
ちなみに、ノコギリなどでベニヤ板をカットすると、ささくれが出ることがある。
これを防止するには、ベニヤ板の上にマスキングテープを貼ってからカットすることである。
なので、ささくれが出ている部分にマスキングテープを貼る。
マスキングテープを貼った状態で切り進めていく。
半分切って、裏返してみるとこんな感じになっている。
カットが完了した。
マスキングテープを貼ることで、まっすぐ綺麗に切れたようだ。
ただ、分厚い5.5㎜とかだと、カットするのに体力を消耗するのは言うまでもない。
丸のこ(キックバック軽減システム搭載タイプ)で切る
5.5㎜とか分厚いベニヤ板を切るときには、通常なら普通の丸のこを使用する方が多い。
もちろん、プロなら問題ないと思う。
だがしかし、「丸のこを使うのが初めて」な人とかには、あまりオススメできないのである。
そう普通の丸のこは、使い方次第ではキックバックして大変危険だからである。
なので、丸のこ初心者には、
少し値段が高いが「キックバック軽減システム搭載タイプの丸のこ」で、切ることをオススメしたい。
C18DYBL(LXPK)とかは、どうだろうか?
私も床下点検口の開口の為、仕方なく、C18DYBL(LXPK)を購入したが、思いのほか作業(木材加工など)がはかどるので、最初からこの丸のこを買っておけばよかった、と後悔したほどだ。
➡HiKOKI(ハイコーキ) 旧日立工機 コードレス集じん丸のこ[C18DYBL(LXPK)]の使用レビュー
捨て板を置いて切る
もっと確実にベニヤ板をまっすぐ切る方法としては、捨て板を置いて切る方法がある。
捨て板をベニヤ板の下に置いて切ると、より綺麗に切れるのでオススメとされる。
もちろん、捨て板なのでボロボロにはなるが。
捨て板は、合板や安価のスチレンボードなどが良いそうだ。
直線ジグを使用して切る
「直線ジグ」という材を使用して、ベニヤ板を切るという方法もある。
これだと、確実にまっすぐ切ることができるのでオススメだ。
直線ジグは、スパイク定規とも呼ばれるようです。
ちなみに、直線ジグは自分で作成することも可能なので、時間がある方は自分で作成してみても良いかもしれない。
これが自作の直線ジグである。
ジグソー+直線ジグを使用して切る
「自作の直線ジグ」もしくは購入した「スパイク定規」があれば、ジグソーを使ってみても良い。
直線ジグを使用しなくても人によっては、ジグソーの「切断線ガイド」だけでもまっすぐ切ることができるかもしれない。
出典:Amazon BOSCH(ボッシュ) SDSジグソー PST1000PEL
ジグソーのメリットは、丸のこのようにキックバックせず、比較的安全に使用できる点だ。
ただ、ブレード(刃)には注意しながら作業するのが良い。
あと、切断後に多少のバリが出るのが難点だ。
私が購入したジグソーは、木材なら厚さ100㎜まで切断することができるので、フローリング材をカットしたりするのにも使える。
実際にベニヤ板(5.5㎜)を切ってみた。
カット中。
カット完了である。
表面は、やはりバリが出る。
裏面は、比較的綺麗だ。
カットしたベニヤ板には、若干のズレがあるかもしれない。
だが、「ノコギリ」よりも楽だった。
まとめ
まとめると、
●2.5㎜くらいのベニヤ板なら、ノコギリ(胴つき鋸)でカットするとまっすぐ切れる。
●5.5㎜くらいの分厚いベニヤ板は、ノコギリでカットするのが面倒な場合「丸のこ+捨て板+直線ジグ(スパイク定規)」でカットしたり、「ジグソー+直線ジグ」でカットするとある程度はまっすぐ切れる。
以上で、ベニヤ板をまっすぐ切る(カットする)方法とその道具についての解説は終わります。
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