ここでは、一番簡単で綺麗にできる襖の張り替え方法(両面テープ貼り)について紹介します。

 
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襖の張り替え方法(両面テープ貼り)

 

 

では、襖の張り替えを始める。

 

必要な道具

 

必要な道具としては、

材料

襖紙

ふすま用両面テープ

引き手(取替える場合)

が必要になる。

 

襖紙とふすま用両面テープと引き手

 

襖紙は、高級感がでそうな「木目調 山水No.563ウォールナットブラウン柾目」の襖紙を選んでみた(ネットで買ったが値段が高かった)。

 

 

 

 

 

ふすま用両面テープは、「リンテックコマース株式会社」の商品を購入した。

一個で4枚分は、貼れる。

商品には、一応説明書も付属しているが、私はその通りには作業していない(なんか、やりにくそうだったからだ)。

 

ちなみに、私的には、ふすま用両面テープを使用した襖の張り替え方法が一番簡単で、綺麗に仕上がる印象である。

 

 

 

 

引き手は、襖紙に合うように「ステンレス製のもの」に取り換える。

この引き手の寸法は、

穴の直径……約49、5mm  全体の直径……約75mm

となっている。

 

引き手を購入すると新品の釘も付いていた。

 

 

 

襖紙の確認

 

作業に入る。

まずは、襖紙にテープが貼れる(和紙)タイプであることを確認しておく。

一度、襖紙にマスキングテープなどを貼ってみて、しっかりとくっつくか確認しておこう。

 

ビニール製や糸が入っている襖紙、表面が樹脂加工された襖紙の場合には、剥がしてから新しい襖紙を貼る必要がある。

 

また、汚れほこりがある襖紙はキレイに拭き取ってから、新しい襖紙を貼る必要があるのだ。

 

引き手をはずす

 

 

下地がテープを貼れる(和紙)タイプであることを確認したら、次は襖の引き手をはずす。

 

 

引き手は、上下に短い釘が打ってあるので、それを「鋲(びょう)ぬき」で引き抜く。

 

硬くて引き抜けない場合には、鋲(びょう)ぬきのバール部分を「引き手」と「襖本体」の間に入れて軽く持ち上げる。

すると、釘の頭が少し飛び出すのでそれを鋲(びょう)ぬきで、引き抜くといいです。

 

私は、引き手も取り替えるので、綺麗にはずさなくてもよかったので、ラジオペンチを使用して、少し引き手に傷が付いたがはずした。

 

 

引き手をはずした。

 

両面テープ貼り

 

 

次は、襖の枠に沿って、ふすま用両面テープを貼っていく。

 

 

貼り終わりは、カッターナイフでカットする。

 

 

上下から貼っていくと良いようだ。

 

 

3番目と4番目に貼る両面テープのコーナー部分は、先に貼った方の裏紙を20㎜程度剥がしてその上に重ねて貼っていく。

 

 

貼っていく。

 

 

終わったら、カッターナイフでカットする。

 

 

コーナー部分が貼れた。

 

 

反対側も同じ要領で行う。

 

 

両面テープを4カ所貼り終えたら、ローラーでしっかりと圧着する。

 

 

圧着が足りないと剥がれの原因になるので、四辺を再度しっかりと圧着する。

 

襖紙の柄合わせ

 

 

襖本体に両面テープを貼ったら、その上に襖紙をのせる。

本などをのせて、襖紙が動かないよう重しをすると良い。

 

 

柄がズレていないかなど確認しながら、まっすぐになるように調整していく(私は、片方をメジャーで測って襖紙がまっすぐなるようにした)。

 

 

襖紙をまっすぐ転がしていく。

 

 

端まで来たら、あとはカッターナイフで襖紙をカットする。

 

 

襖紙をカットした。

 

 

カット後。

 

 

カット後には、再度襖紙がまっすぐになっているかメジャーなどで確認しておいた方が良い。

 

 

確認。

 

襖紙の貼り付け

 

 

襖紙がまっすぐになったら、両面テープのはくり紙(裏紙)を①から順に一辺ずつ、はがしていく。

 

 

①のはくり紙(裏紙)をはがした。

 

 

襖紙の上から、なぜバケなどで空気を逃がしながら(中央から外側に向かって空気を抜く感じで)貼っていく。

 

 

②のはくり紙(裏紙)をはがす。

 

 

はがした。

 

 

空気を抜きながら、貼っていく。

 

 

①と②が終わった。

ので、次は③と④のはくり紙(裏紙)をはがしていく。

 

 

③のはくり紙(裏紙)をはがした。

 

 

空気を抜きながら、貼っていく。

 

 

④のはくり紙(裏紙)をはがした。

 

 

空気を抜きながら、貼っていく。

 

 

四辺とも貼り終わった。

若干空気は残るが、問題はない(後で、霧吹きするので)。

 

襖紙の余分な箇所をカット

 

 

襖紙が貼れたら、竹ベラなどで枠の内側にそって筋をつけていく。

 

 

筋がついたら、カッターガイドなどをあててカッターナイフでカットする。

 

 

カットする。

 

 

カットする。

 

 

カット後。

 

 

①がカットできたので、反対の②も同じ要領で行う。

 

 

②が終わった。

 

 

同じ要領で上下の③、④をカットしていく。

 

 

四辺のカットが終わったら、再度ローラーで圧着していく。

 

 

ローラーでしっかりと圧着していく。

 

引き手をはめる

 

 

圧着後は、引き手を取り付ける(下記で説明するが、霧吹きして➡乾燥させた後でも良いかもしれない)。

引き手の位置を確認して、カッターナイフで切り込みを入れていく。

 

 

八方に切り込みを入れた。

 

 

引き手は、ステンレス製で高級感がでるものを取り付ける。

 

 

切り込みを入れた箇所に引き手をはめ込み、上下を釘で止めよう。

 

 

引き手釘打ちと玄能を使用すれば、釘を簡単に打つことができる。

反対側も同じ要領で行う。

 

 

上下を釘で止めたら、引き手の取り付けは完了だ。

 

霧を吹きかける

 

 

最後に、襖を立てかけて全面に霧を吹きかける(表面からは40~50㎝離すと良いそう)。

 

 

霧を吹きかける。

 

 

全面に吹きかける。

 

 

全面に霧を吹きかけた。

裏面も同じ要領で行う。

 

乾けば完成

 

 

霧を吹きかけた後は、自然乾燥させる。

 

襖紙が乾けば、ピーンと張ってキレイになる。

シワが残っている場合には、霧吹きで再度霧を吹きかけてみるとよい。

 

デンキ
デンキ
綺麗になった。

 

以上で、一番簡単で綺麗にできる襖の張り替え方法(両面テープ貼り)についての解説は終了します。

 

 

 

 

 

 

 

 

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