- 投稿 2019/07/24更新 2020/01/14
- 水回りリフォームブログ
ここでは、レギュラー(普通/標準)サイズの便器&便座に合うウォシュレット(温水洗浄便座)の取り付け・交換方法を紹介します。
レギュラー(普通/標準)サイズの便器&便座に合うウォシュレット(温水洗浄便座)の取り付け・交換
では、ウォシュレット(温水洗浄便座)の取り付け・交換を始める。
必要な道具
必要な道具としては、
が必要になる。
ウォシュレット(温水洗浄便座)
ウォシュレット(温水洗浄便座)は、元々自宅でレギュラー(普通/標準)サイズの便器&便座を使用していたため、Panasonicのビューティ・トワレ[DL-EMX20-CP]を選択した。
デンキさん
ウォシュレット(温水洗浄便座)で、レギュラー(普通/標準)サイズの便器に合うのは、いろいろと探したが私にはPanasonic製のものしか見つけることが出来なかった。
もちろんだが「DL-EMX20-CP」は、兼用タイプの便座なのでレギュラー(普通/標準)サイズの便器にピッタリ合うとまでは言えないが、それに近いとは言える(Panasonic製のこのウォシュレット(温水洗浄便座)は他社製品よりも小さめに作られている為)。
ちなみに他社製品だと、便座の先端が便器の先端より多少出っ張ったり、便器のふちが見えることがあるのだから、見栄えが悪いと言える。
普通便座(レギュラーサイズ)を取り外す
では作業に入る。
まずは、便器に取り付けてある古い普通便座を取り外す。
普通便座は裏にあるナットを外すことで、取り外せる。
こんなナットが左右に付いている。
あと、三角パッキンも一緒についているので忘れずに左右とも外しておく。
ナット部分は、左に回すと緩む。
ナットが硬くて外せない場合には、便座締付工具を使用する。
ここでは、TCZ3Yを使用した。
左右のナットが外れた。
ナットと三角パッキンを外し終えたら、あとは普通便座を上に持ち上げて取り外す。
これで、普通便座の取り外しは完了である。
止水栓を閉める
普通便座の取り外しが終わったら、次は止水栓を閉める。
施工説明書を参考に作業を進めていくと良い。
止水栓は、付属品のスパナを使用して閉めることができる。
止水栓は、右側に回せば閉まる。
止水栓が閉まった。
止水栓を閉めたあとは、ロータンク内の水を流さないといけないので、タンクに付いているレバーハンドル(大、小)を大の方向に回しておく。
すると、タンク内の水が流れる。
分岐金具(給水ホース付き)を取り付ける
次は、給水管(給水ホース)を外して新しい分岐金具(給水ホース付き)を止水栓に取り付ける作業を行う。
止水栓の下に小さめのバケツ(ポリペール缶)やタオルなどを置いておくと水浸しにならずに済む。
給水ホースは、モンキーレンチを左方向に回すとナット部分が緩む。
緩んだナット部分は手で回して外す。
給水ホースには水が溜まっているので、小さめのバケツ(ポリペール缶1.5L)に水を流す。
分岐金具(給水ホース付き)には、青いパッキン(厚さ2㎜)と黒いパッキン(厚さ2.5㎜)をそれぞれ間に入れて取り付けを行う。
止水栓側には、青いパッキン(厚さ2㎜)を取り付けておく。
分岐金具(給水ホース付き)のナット部分を手で締めていく。
ある程度ナットが締まったら、分岐金具(給水ホース付き)をモンキーレンチで固定して、もう一つのモンキーレンチでナット部分を締めていく。
分岐金具(給水ホース付き)の反対側には、元からある給水ホースを繋ぐ為、給水ホースには新しい黒いパッキン(厚さ2.5㎜)を入れておく。
新しい黒いパッキン(厚さ2.5㎜)を入れたら、給水ホースのナット部分を手で締めていく。
ある程度ナットが締まったら、分岐金具(給水ホース付き)をモンキーレンチで固定して、もう一つのモンキーレンチでナット部分を締めていく。
取り付け完了である。
ウォシュレット(温水洗浄便座)の本体を取り付ける
次は、ウォシュレット(温水洗浄便座)の本体を取り付ける作業を行う。
なので、本体に取り付けてある本体固定板を取り外そう。
本体固定板を取り外す際は、本体脱着ボタンをしっかりと押しながら取り外す。
本体固定板が外れた。
本体固定板を上記のようなかんじに置く。
そこに付属品の分解した、取り付けボルトを左右に入れる。
便器の裏側は、パッキンB、樹脂ワッシャー、ナットの順で締め付けていく。
ここでは、一旦軽く締めておく程度にする。
本体固定板を軽く固定後は、付属品の型紙を使用して本体固定板の取り付け位置を決める。
私の家のトイレだとタンクの中心から約28㎜程度の所で、本体固定板を本締めした(各々で微調整が必要だろう)。
本体固定板を素手で本締めした左右とも(工具は使用するな とのこと)。
本締め後は、本体固定板がずれないかを確認しておく。
あとは、ウォシュレット(温水洗浄便座)の本体を取り付ける。
本体固定板にウォシュレット(温水洗浄便座)の本体を取り付ける際は、本体固定板と本体の中心を合わせて、本体をすべらせて「カチッ」と音がするまで押し込んでいく。
詳しくは、施工説明書に記載されている。
本体をすべらせて「カチッ」と音がするまで押し込んだ。
本体の後ろ部分を若干浮かせると良いようだ。
本体を取り付けたら、便ふたを開けて後ろのロータンクに接触していないか確認しておく。
ロータンクとの隙間があることが確認できればOKだ。
便座も上げてみて倒れてこないかの確認をしておく。
あと、便座が便器にしっかりと乗っていることも確認しておく(便座の左側(脚ゴム)は着座センサーの関係で若干高さが違う)。
給水ホースを本体に取り付ける
ウォシュレット(温水洗浄便座)の本体を取り付けたら、次は給水ホースの接続を行う。
給水ホースには、Oリングが取り付けてあることを確認しておく。
給水ホースはウォシュレット(温水洗浄便座)本体の赤い矢印部分に接続する。
接続する。
しっかりと接続する。
給水ホースの接続完了後は、付属品のクイックファスナーを取り付ける。
クイックファスナーを接続部に差し込む。
フック穴側を折り曲げる。
フックつめ側を折り曲げて、フック穴側に固定する。
固定する(音がする)。
クイックファスナーを取り付け後は、クイックファスナーが軽く回ることと給水ホースを引っ張っても抜けないことを確認しておく。
アース線(接地線)を接続する
給水ホースの取り付けが完了したら、次はアース線(接地線)を接続する。
アース付きコンセントの蓋をあけて、中のねじをプラスドライバーで緩める。
アース線(接地線)は蓋の裏側に記載されているゲージに従って、カットする。
ペンチでカットした。
その後、カットしたアース線(接地線)のより線部分を入れ込んでいく。
入れ込んでいく。
デンキさん
詳しくはこちらのページで解説しています。
➡アース線(接地線)の付け方・接続方法【ネジ式】
より線部分を入れ込んだら、ねじをプラスドライバーで締める。
あとは、蓋をしめる。
これで、アース線(接地線)の接続は完了だ。
止水栓を開ける
アース線(接地線)の接続後は、止水栓を開けよう。
付属品のスパナで最初に閉めた時とは逆に回す。
この場合は、左側に回す。
最初に開いていた位置まで、止水栓を開けたらOKだ。
止水栓を開けている最中には、水がロータンクに給水される。
水漏れの確認とその対策
止水栓を開けたあとは、分岐金具や給水ホースなどの接続部分から水漏れがないことを確認しておく。
ペーパーなどを接続部分に当てると、水漏れの確認がしやすい。
私の自宅の場合だと、止水栓側の分岐金具から少しずつ染み出てくる水漏れが確認できた。
対応方法としては、
①ナット部分を強めに締めてみる。
②青いパッキン(厚さ2㎜)から黒のゴムパッキンに変更する(Panasonic 分岐水栓キャップセット[ADL531A-B4JS])
③止水栓と分岐金具を新品に取り替える。
などがある。
結局のところ、ナット部分をモンキーレンチで締めてもダメだったので、お金はかかるが仕方がないと上記の「Panasonic 分岐水栓キャップセット[ADL531A-B4JS]」を購入し、青いパッキン(厚さ2㎜)から分岐水栓に付いている黒のゴムパッキンに取り替えた。
つまり②の「青いパッキン(厚さ2㎜)から黒のゴムパッキンに変更する」で水漏れが解決したのである。
やはりゴムパッキンだとシートパッキンよりも馴染むようだ(ゴムパッキンは多少の凸凹でもOKだが熱には弱いので注意したい。給水管で使うのは問題ない)。
試運転を行う
最後は、試運転を行う。
試運転を行うには、
「便器と便座の間に本体梱包用のポリ袋などをはさむ」と施工説明書には記載されているが、私はサランラップで覆った。
こんな感じでサランラップで覆った。
便座を下ろすとこんな感じになる。
そうしたら、電源プラグを差し込む。
すると、電源ランプが点灯する。
あとは、施工説明書に詳しく記載されているのでそれを参考にして試運転を行う。
施工説明書を参考にして試運転を行う。
ノズルから洗浄水が出るとこんな感じになる。
試運転が終わったら、サランラップを剥がして試運転は完了である。
以上で、レギュラー(普通/標準)サイズの便器&便座に合うウォシュレット(温水洗浄便座)の取り付け・交換方法の解説は終了します。
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