はじめに、PF管16が通る(入る)下穴はPF管の外径が23㎜なので23㎜以上となる。
PF管16
呼び | 16 |
内径 | 16㎜ |
外径 | 23㎜ |
ここでは、PF管16が通る(入る)下穴をあける工具とその方法について紹介します。
コンクリート、ブロック、レンガに下穴をあける場合
工具
コンクリート、ブロック、レンガにPF管16の下穴をあける際には、
などの工具が必須工具となる。
・振動ドリルは、小さい穴をあけたり綺麗に仕上げたい場合に使用する。
・軽量ハンマードリルは、打撃による素早い穴あけが可能だ
(軽量ハンマードリルは、電動工具の先端部分に取り付けるドリル(ビット)の取付軸(シャンク)が「SDSプラスシャンク」となっているものが一般的とのこと)。
私が購入したのは、「HiKOKI(ハイコーキ) 旧日立工機 ロータリーハンマドリル DH28PCY2」である。
コンパクトだし、振動を極力少なくしている、ハツリも可能、消費電力は850W。
穴あけ能力
[:コンクリート]3.4~28mm・[鉄工]13mm・[コアビット]25~50mm・[木工]32mm・[ダイヤモンドコア]65mm出典:Amazon
デンキさん
先端工具の取付軸(シャンク)
電動工具の先端部分に取り付けるドリル(ビット)の取付軸(シャンク)には、
・ストレートシャンク
・ノス型シャンク
・SDSシャンク
ーSDS-MAX軸
ーSDSプラス
・六角軸
など様々な種類があり、これを間違えるとドリル(ビット)を先端に取り付けることができないので注意が必要なのだ。
ブロックへの穴あけ
上記画像は、ミヤナガのハンマー用コアビット600W「600W25(25㎜ 600W程度まで)」を用いて、ブロックに穴あけをしている画像になる。
この場合には、SDSプラス用の軽量ハンマードリル(600W程度)が必要になる(借りた)。
私は、HiKOKI(ハイコーキ) 旧日立工機のSDSプラス用の軽量ハンマードリル(消費電力850W)を購入したので、SDSプラスのビット(25㎜)を本体に装着して、PF管16の下穴をあけないといけない。
メーカーは違うが、BOSCH(ボッシュ) の回転専用で使用できる「ポリクリックシステム ダイヤモンドコアセット25mmφ (SDSプラスシャンク) PDI-025SDS」などが良いかもしれない(値段が高い)。
回転専用なので、穴あけは綺麗になると思う。
ちなみに、SDSプラスのコアビットには、安いものもあるようだが長持ちするかはわからない(振動ドリル用SDSプラスの30 40 50㎜×350㎜㎜のセットになってるものとかがある)。
ドリル(ビット)
無筋コンクリート、ブロック、レンガ用(軽量型ハンマードリル(600W程度まで))
*SDSプラスシャンク
鉄筋(12㎜Φまで)コンクリート・モルタル・PCコンクリート *ブロックへの使用は、チップの摩耗が速くなります。(軽量ハンマードリル)
*SDSプラスシャンク
*回転専用
穴あけサイズとPF管16
穴あけサイズは、25㎜にしたのでPF管16を通すのは簡単だった(上記画像は、ブロックにミヤナガのハンマー用コアビット600W 600W25 であけた下穴)。
木材、石膏ボードに下穴をあける場合
工具
木材、石膏ボードにPF管16の下穴をあける際には、
■インパクトドライバー(低速回転での使用で電気ドリル同様の機能が出せるようだ)
■軽量ハンマードリル(SDSプラスの場合、先端部を六角軸に切り替えるアダプターを使用すると木材への穴あけが可能*回転モードのみ)
などの工具が必須工具となる。
私が購入したのは、「ボッシュ(BOSCH) 18V コードレスインパクトドライバー (6.0Ahバッテリー2個・充電器・キャリングケース付) GDR18V-EC6」である(パワーを3段階に切り替えできるので便利だ)。
元々、ビスを木材に打ちつける為に必要不可欠なものだったので、以前に購入していたものである。
➡ボッシュ(BOSCH) 18V コードレスインパクトドライバー[GDR18V-EC6]の使用レビュー
あと、前述したように軽量ハンマードリルも購入しているので、「SDSプラス→六角軸」に変換できるアダプターも一応購入しておいた。
持っておくと便利そうだったからだ。
木材への穴あけ
私は、インパクトドライバー(低速)に木工用ドリル ボアビット 25㎜を装着し、木材にPF管16の下穴をあけた。
ちなみに、木材によってはドリル(ビット)を変更する必要があるし、石膏ボードに下穴をあける場合だと石膏ボード用のドリル(ビット)を使用するのが良い。
ドリル(ビット)
木材用(電気ドリル・充電ドリルドライバー・充電インパクトドライバー)
*1500min-1以下
木材用(電気ドリル)
*1500回転/分以下
木材、石膏ボード用(電気ドリル 、充電式ドリルドライバー)
*切削は低速回転からスタート
穴あけサイズとPF管16
穴あけサイズは、25㎜にしたのでPF管16を通すのは簡単だったが、ドリル(ビット)によってはバリが出ることもありその場合には、PF管16が上手く通らないこともあるので注意したい。
鉄、アルミ、塩ビ、ステンレス、アクリルに下穴をあける場合
工具
鉄、アルミ、塩ビ、ステンレス、アクリルにPF管16の下穴をあける際には、
などの工具が必須工具となる。
アルミへの穴あけ
私は、インパクトドライバー(推奨回転数にて行う)の先端にニコテック(NCC)のバイメタルホールソー(適応板厚1.6㎜)を装着し、アルミにPF管16の下穴をあけた。
私の持っているインパクトドライバーだと、低速回転(0~1300)にしても回転数が高すぎたので、スイッチで微調整しながらゆっくりと下穴をあけた。
軟鉄、アルミ・木材、ステンレスに穴あけを行う場合、それぞれに推奨回転数があるので、それに応じた工具を使用した方が良いだろう。
➡日立工機 14.4Vコードレスドライバードリル FDS14DGL(2LEGK)の使用レビュー
25㎜ | 軟鉄 | 推奨回転数400rpm |
25㎜ | アルミ・木材 | 推奨回転数550rpm |
25㎜ | ステンレス | 推奨回転数185rpm |
デンキさん
ドリル(ビット)
鉄、アルミ、塩ビ、ステンレス、アクリル用(充電ドリルドライバー・充電インパクトドライバー)
*推奨回転数にて使用する。
*ドリルドライバーだと、回転モードでクラッチを固定し、低速右回転で使用する。
穴あけサイズとPF管16
穴あけサイズは、25㎜にしたのでPF管16を通すのは簡単だったが、若干バリがあるかもしれない。
以上で、PF管16が通る(入る)下穴をあける工具とその方法についての解説は終了します。