ここでは、フローリング(根太張り工法)の床鳴りと浮きの補修について紹介します。
フローリングの床鳴りと浮きの補修
では、フローリングの床鳴りと浮きの補修を始める。
必要な道具
必要な道具としては、
材料
■ビス:スマートビス 3.3×50mm(165本入) 軸細コーススレッドスクリューステンM3.3×50(35本入)
■細いフロアー用のビス:ダンドリビスの極細37 (2.6㎜×37㎜ 頭小4.2) ダンドリビスの極細50 (2.6㎜×50㎜ 頭大4.7)
■フロアメンダー(フローリングにビスを打ちたくない場合)
が必要になる。
ビス
ビスは、ステンレスの「3.3×50㎜のステンスリムビス」を使用した(別に、鉄のビスでも問題はないだろう)。
だがしかし、フローリングの繋ぎ目部分や端部分に打つ際は、もっと細いビスを使うと良いと思う(フローリングが割れたりする為)。
細いフロアー用のビス
私は、フローリングの繋ぎ目部分や端部分にビスを打つ際、近くにあった「細いフロアー用のビス(2.6㎜×37㎜ 頭小4.2)」を使用したが、いかんせん短いので、もう少し長めのビスがあればそちらをオススメする。
ネットで探した所、ダンドリビスの極細50 (2.6㎜×50㎜ 頭大4.7)が、良さそうだが、私が使用したビス⦅ダンドリビスの極細37 (2.6㎜×37㎜ 頭小4.2)⦆よりも、ほんの少し(0.5㎜)ネジの頭が大きくなるのが難点だが、色々と使えそうだ(ビットは+1である)。
フロアメンダー(フローリングにビスを打ちたくない場合)
あと、「フロアメンダー」という商品もあって、フローリングの床鳴り、浮き、ひび割れ補修にも使えるとのこと。
なので、
フローリングにビス打ちはしたくないわ、下の階にも響きそうだし…
フローリングにビスを打った後の穴埋めが、めんどくさそうだ
と、考えている読者の方は、一旦「フロアメンダー」で補修してみると良いかもしれない。
「ダメだったら、ビス打つか…」的な感じで良いだろう。
床鳴りと浮き部分の確認と下地探し
作業に入る。
まずは、床鳴りや浮き部分の確認をしておく。
フローリングを足で踏んで、床鳴りや浮き部分を探し、見つけたらマスキングテープで印をつけておくとわかりやすい。
次は、「シンワ測定の下地探し どこ太」で、フローリングの下にある下地(根太)を探す。
「シンワ測定の下地探し どこ太」の磁石が、フローリングのフロアー釘に反応するので、下地(根太)を探すことが可能なのだ。
下地(根太)の位置が判明したら、マスキングテープで印をつけておくとわかりやすい。
マスキングテープで印をつけておく。
何ヵ所か印を付けると、こんな感じで下地(根太)の位置が正確にわかるのだ。
下穴と下地(根太)の再確認
下地(根太)の大まかな位置が判明したら、2㎜のドリルでビス用の下穴をあけていく。
下穴は、14㎜程度あけることにした(ドリルに印をつけておくとわかりやすい)。
インパクトドライバーにドリル(2㎜)をセットして、床鳴りや浮きの原因と思われる箇所にビス用の下穴をあける。
下穴をあけた。
下穴を掃除した。
下穴に「シンワ測定の下地探し どこ太」の針を突き刺して、下地(根太)があるかを再度確認する。
下地(根太)があれば、「シンワ測定の下地探し どこ太」の針が止まり、少し下地(根太)に刺さった感触などがある。
これで、下地(根太)に確実にビスを打つことができるのだ。
フローリングにビス打ち
下穴をあけ、下地(根太)の再確認も終わったら、ビスを打っていく。
インパクトドライバーにビット(+2)をセットして、ビスを打っていく。
ビスを打っていく。
ビスを打ち終わった。
ビスの頭は、フローリングに数㎜程度は、めり込むようにしておいた方が良いだろう。
歩いた際に、ビスの頭が引っかかったりするのも防げるし、穴埋めの際のパテもしやすいと思うのだ。
続けて、もう一箇所もビス打ちした。
これで、床鳴りと浮きの症状が収まったので、この場所の作業は完了した。
フローリングの繋ぎ目部分にビスを打つ場合
ちなみに、フローリングの繋ぎ目部分にビスを打つ場合には、細いビスを使用した方が良いと思う。
私は、細いフロアー用のビス(2.6㎜×37㎜ 頭小4.2)を使用したが、長さが短いので、ビスの頭を床に3~5㎜くらいめり込ませた。
インパクトドライバーにビット(+1)をセットして、フローリングに細いビスを打った。
ビスは、こんな感じでめり込ませた。
4箇所に細いビスを打ちこんだ。
床鳴りや浮きもおさまった。
フローリングの端にビスを打つ場合
フローリングの端にビスを打つ場合にも、細いフロアー用のビス(2.6㎜×37㎜ 頭小4.2)を使用した。
ビスの頭も床に3~5㎜くらいは、めり込ませた(ビスの長さが短いからである…)。
あと、敷居とフローリングが擦れて音がする場合もあるので、薄いノコギリ(Z ライフソークラフト 145)で削ったりもした。
以上で、フローリング(根太張り工法)の床鳴りと浮きの補修についての解説は終了します。