ここでは、Sanwa(三和電気計器) テスター【PM3】の使用レビューを紹介します。

 
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Sanwa(三和電気計器) テスター【PM3】の特徴

 

日本の代表的な計器メーカー「三和電気計器」から発売された「PM3」。

PM3の最大の特徴は、「厚さ8.5mmの超薄型多機能コンパクト」であることです。

これは、三和電気計器のテスターの中でもダントツの薄さです。

 

用途

 

PM3は、家庭用電源チェック、電子部品チェック、カーバッテリー電圧チェック、断線チェックなどに使用できます。

本器は弱電回路の測定用に設計された超薄型多機能デジタルマルチメータです。 小型通信機器や家電製品,電灯線電圧、各種電池の電圧測定などにご利用可能です。

 

出典:sanwaカタログ

 

測定機能

 

・直流電圧:~500V

・交流電圧:~500V

・抵抗

・導通(開放電圧0.4V 約10~100Ω以下という条件を満たせばブザー音がします)

・ダイオードテスト:開放電圧 約1.5V

・コンデンサ容量:~200μF

・周波数測定(正弦波交流のみ)

・デューティ比

 

安全性

 

また、安全規格にも準拠した安全設計であることもこの機種の売りです。

・安全規格:IEC61010

・測定カテゴリ:CATⅡ 500V

 

PM3の使用感

 

Amazonから実際に送られてきた「PM3」は、思っていたよりもコンパクトでした。

 

 

裏面です。

 

 

箱(ケース)から取り出してみます。

 

 

すると「取扱説明書」と「検査合格証」が付属されています。

 

*ちなみに説明書には、3年保証と記載されていて製品本体の確度は1年保証のようです。

付属品(電池、テストリードなど)については対象外だそうです。

 

 

手帳ケースを折り返すとこのようになります。

 

大きさ(横幅)

 

気になる大きさですが、横幅は一般的な名刺サイズとほぼ変わりません。

 

 

実際に名刺を乗せてみると、このようにピッタリです。

 

付属品

付属品は、「手帳ケース」と「取扱説明書」と「検査合格証」のみで、テストリード(赤・黒)は本体に内蔵されていますので、テストリードを分離することはできません。

もしテストリードが壊れた場合には、本体を分解してテストリードのみを交換することもできなくはないのですが、ハンダ付けという作業が必要になってきます。

 

操作感

操作感は、スマートフォンをいじるような感覚で、片手操作でファンクションスイッチの切り替えが可能です。

しかし、親指だけでファンクションスイッチを操作するのは難しく、力がいります。

親指、人差し指、中指を一緒に使うのが良いです。

 

表示画面

 

液晶表示画面は、文字が大きくて見やすいです。

 

測定速度

普通に問題ありませんでした。

 

電源起動時間

普通に問題ありませんでした。

 

リード線の長さ

 

PM3のテストリードの長さは、根元から先端までが約50㎝近くしかありませんので、長いタイプのテストリードを使用していた方には、少し短いと感じるかもしれません。

 

電源

使用後に電源を切らずにそのまま放置していると、数分後(約15分後)には、ブザーが1回鳴り、もう一度ブザーが鳴り画面表示が自動で消えます。

 

手帳ケース(カバーの閉まり具合)

 

 

 

手帳ケースのカバーは閉まらないです。

カバーが閉まるように自分で工夫してみるといいかもしれないです。

 

バックライト表示

バックライト表示はなしです。

 

デメリットとメリット

 

PM3のデメリットとメリットは下記の通りです。

 

デメリット

中国製造(検査合格証がついていますので、そこまで心配することはないのかも)


測定カテゴリの範囲が「CATⅡ 500V」なので、本格的な電気工事をする方には向かない


電流測定が不可


手帳ケースなので、衝撃耐性がそれほど強くない


バックライト表示なし


テストリード分離不可


 

メリット

軽い、薄い、コンパクト(ポケットにすんなりと入ります)


多機能ながら安い!


安全規格にも準拠


大文字でハッキリと数値表示するので、普通に見やすい


オートパワーオフ (約15分)機能付(解除可)


 

別売りアクセサリ(テストリード)

 

PM3には、別売りのテストリードもあります(Amazonでは、在庫がない場合があります)。

 

テストリード TL-PM3

 

これを使用することで、テストリードの修復が可能です。

しかし、ハンダ付けをしなければならないので少しめんどくさいのが難点です。

 

 

 

PM3の頑丈さに不安がある方へ

 

Sanwaポケットタイプ/薄さ比較表

PM3 H108 W56 D11.5mm 約85g
PM300 H110 W56 D13mm 約84g
PM7a H115 W57 D18mm 約85g
PS8a H115 W57 D18mm 約85g
PM11 H117 W76 D18mm 約117g

 

PM7a

 

頑丈さ、収納性に不安があるという方は、三和の「PM7a」がおすすめです。

「PM7a」は、三和電気計器のポケットサイズテスターの中で「PM3」「PM300」の次に薄い機種になります。

 

この機種は「PM3」にある、デューティ比、コンデンサ容量、周波数測定の機能がついていませんが、軽くて、薄くて、コンパクトですし、テストリードの収納スペースも確保されています。

それでいてケースはプラスチックですので、「PM3」よりも頑丈です。

 

値段については、「PM3」よりは高いですが、「PM300」よりは安いです。

 

 

 


 

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