ここでは、天井の直付け照明器具を外して引っ掛けシーリングを取り付ける方法を紹介します。
天井の直付け照明器具を外して引っ掛けシーリングを取り付ける

では、天井の直付け照明器具を外して引っ掛けシーリングを取り付ける。
必要な道具
必要な道具としては、
が必要になる。
引っ掛けシーリング

引っ掛けシーリングは、ここでは、オーム電機(OHM)の角型引掛シーリングボディ/6A-125V を使用する。
ちなみに、パナソニック製が良い場合には、パナソニックのフルシリーズ角型引掛シーリング(ボディ)WG1000P を購入すると良いだろう。
照明器具のカバーを外す
では作業に入る。
まずは、「ブレーカー」を落とそう。
それとこうした作業には、「電気工事士」の資格(第二種電気工事士or第一種電気工事士)がいるから注意である。

ブレーカーを落としたら、天井の直付け照明器具のカバーを外すので、じゃまな蛍光灯を取り外す。
直管形蛍光管をどちらかに回して外す。

カバーを固定している左右のねじを外す。

カバーのねじは左に回せば外れる。

ねじが外れた。

もう片方のねじも外す。

横にグローランプ(点灯管)が付いていると、カバーが外れないので注意しよう。

横のグローランプ(点灯管)を外せば、照明器具のカバーが外せる。
電線とビスを外して照明器具を取り外す
照明器具のカバーを外したら、次は電線とビスを外して照明器具を取り外す。

電線部分は、端子台に接続してあるタイプなので、プラスドライバーで白と黒のねじ部分を緩める。

ねじを緩めると、白と黒の電線が外れた。

電線は、照明器具を取り外すときに邪魔にならないように真っ直ぐにしておく。

白と黒の電線を外した後は、照明器具を固定しているビスを外そう。

マイナスドライバーで、片方のビスを外す。

反対側のビスもマイナスドライバーで外す。
デンキさん

ビスが外れたら、照明器具を取り外す。

照明器具が外れたら、こんな感じになる。
引っ掛けシーリング用に電線を加工(カット)する
照明器具を外した後は、引っ掛けシーリングを取り付けるので電線を引っ掛けシーリング用に加工(カット)する。

電線(VVFケーブル)のねずみ色の被覆を剥ぐ。
今回は、元々VVFケーブルに切れ込みが入っていたため、同じように反対側にも切れ込みを入れる。
カッターナイフで縦方向に切れ込みを入れた。

次は、横方向にカットする。
被覆部分は固くなっていたので、ニッパーでカットした。

カット。

綺麗にカットできた。

電線(VVFケーブル)のねずみ色の被覆を剥ぎ終わったら、今度は白と黒の電線の被覆を剥ぐ。
剥ぐ場所にカッターナイフで切れ込みを入れる。

カッターナイフを一周させて切れ込みを入れる。

被覆の先端にカッターナイフの刃を入れて、被覆を剥いでいく。

剥いでいく。
電線(白)の被覆を剥いだら、もう片方の電線(黒)も同じように被覆を剥ぐ。

両方の被覆を剥ぐとこんな感じになる。

次は、電線をカットする。
これから取り付ける「引っ掛けシーリング」に、電線長さを示すゲージが付いているので、それを参考にして電線をペンチやニッパーでカットする。

電線のカット完了である。
引っ掛けシーリングを取り付ける
最後に、引っ掛けシーリングを取り付ける。

引っ掛けシーリングに電線(白黒)を差し込んでいく。
引っ掛けシーリングに電線(白黒)を挿入する際には、
・N(接地側)に「白」
・何も書いていない方に「黒」
を挿入する。

電線(白黒)を差し込む。
デンキさん

しっかりと電線(白黒)を差し込む。

終わったら、こんな感じになる。

電線(VVFケーブル)を真っ直ぐにする。

引っ掛けシーリングを天井にねじ止めする。

片方のねじを締めていく。

反対側のねじも締めていく。

ねじでしっかりと固定できれば、引っ掛けシーリングの取り付けは完了である。


以上で、天井の直付け照明器具を外して引っ掛けシーリングを取り付ける方法についての解説は終わります。
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