ここでは、押し入れの横壁の張り替え方法(DIY)について紹介します。
押し入れの横壁の張り替え方法
では、押し入れの横壁の張り替えを始める。
必要な道具
必要な道具としては、
が必要になる。
横壁
ここでは押し入れの横壁を、2.5㎜のベニヤ板に張り替える。
横壁は、黒カビでぶよぶよな部分だけをカットし、そこに新しいベニヤ板を貼り、その上にもう一枚のベニヤ板を貼るという風にする。
本当のところは、まるごと横壁を取り替えたかったが、色々と面倒になりそうだったので、悪い部分だけを取り替えることにし、見栄えが悪いのでその上からもう一枚ベニヤ板を貼るようにしたのである。
横壁の取り外し
では作業に入る。
まずは、張り替えたい場所の見切り材をバールで外す。
上部の画像は、横壁を貼り終えたときのものであって少し違うのだが、こんな感じで見切り材を外せばOKだ。
その後、押し入れの横壁のカビが酷い場所を、カッターナイフでカットする。
ちょうど、釘が打ってある(裏に角材がある)場所でカットすると良いと思う。
ちなみにこの画像は、床板と横壁を同時に張り替えた時のものなので、床板がないのである。
あと直尺(定規)と水平器を当てて線を引いたうえで、カットすると綺麗にカットできる。
カッターナイフでカットする。
カット後は、バールなどでベニヤ板を外す。
釘が残っていたら、一緒に抜いておく。
抜けない場合には、邪魔にならないように角材に打ち付けておく。
床板部分も同時に張り替える方は、下部に残っているベニヤ板も綺麗に剥がしておこう。
横壁にベニヤ板が貼ってないので、バールの先端部分で一気に剥がすことができる。
これで、横壁の取り外しは完了である。
押し入れの横壁の寸法を測る
次は、横壁の寸法を測る。
こんな感じで、メジャーを使用し寸法を測る。
紙などに、1枚目と2枚目の寸法を記しておくと良いかもしれない。
寸法を測り終えたら、作業台 に乗せたベニヤ板に鉛筆で線を引いていく。
これで、押し入れの横壁の寸法を測る作業は完了である。
ベニヤ板の加工(カット)
寸法を測り終えたら、さっそくベニヤ板の加工(カット)を始める。
使用するベニヤ板は、ホームセンター(コメリ)などに売っているベニヤ板(2.5㎜×920㎜×1830㎜)を使う。
デンキさん
横壁に使用するベニヤ板は、「2.5㎜」と薄いので今回はノコギリでカットする。
2.5㎜だとノコギリでも、楽々カットできるのだ。
ノコギリでカットしやすいように、ベニヤ板の向きはその都度変えよう。
2枚目もカットする。
1枚目と2枚目のカットが終わったら、最後に紙ヤスリ(手研磨ブロックセット)などで研磨しておくのが無難。
これで、ベニヤ板の加工(カット)は完了である。
横壁の打ち付け
ベニヤ板の加工(カット)後は、そのベニヤ板を押し入れの横壁に打ち付ける。
まずは、1枚目から打ちつける。
前もって、角材がある箇所にマスキングテープなどを貼っておくとわかりやすいので良い。
1枚目は、若干隙間が開いていてもOKなので、上手く嵌れば釘を打ちつける。
釘は、ステンレス製の25㎜釘を使用した。
角材がある部分に釘を打ちつけよう。
1枚目を打ち付けたら、今度は2枚目をその上から打ちつける。
ベニヤ板がピッタリと収まらない場合には、ノコギリやカンナで調整しよう。
微妙に合わない場合には、カンナで微調整すれば良い。
カンナで微調整。
もう一度嵌めてみる。
ピッタリと嵌ればOKである。
あとは、釘を打ちつける。
釘を打つ場所には、直尺(定規)で線を引いてから釘を打つと見栄えが良くなる。
これで、横壁の打ち付けは完了である。
見切り材の取り付け
横壁の打ち付けが終わったら、見切り材の取り付けを行う。
まずは、横壁の上部に取り付ける。
見切り材は、檜(ひのき)材(1820㎜×9㎜×15㎜)をカットして作成した。
あと木工用ボンドも準備しよう。
見切り材に、木工用ボンドを塗る。
いったん、角材に見切り材をくっつける。
見切り材をしっかりと抑えて、釘を打つ。
残りの部分にも釘を打つ。
こんな感じになる。
あとは、最初に外しておいた見切り材を取りつける。
見切り材がボロボロの場合には、新しい見切り材を同様の寸法にカットして取り付けよう。
こんな感じになれば、見切り材の取り付けは完了で、押し入れの横壁の張り替えは完了である。
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